病原ウィルスの薬剤耐性検査法の開発 : 薬剤-蛋白質間の結合力評価(バイオインフォマティクスとパターン認識)
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概要
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近年、多くの感染症において、薬が効かなくなるという薬剤耐性という問題がある。この薬剤耐性とは遺伝子の変異による薬物-標的蛋白質間の結合力の低下が大きな要因である。従来の薬剤耐性検査に加えて、この結合力を構造の観点から測定するという新しい検査法を開発している。今回薬物-蛋白質間の結合力をエネルギー値として評価するために、その相互作用を5つの項目から構成されていると考え、これらの合計を結合力とした。また、実験で得られている結合力と比較し、この検査法の信頼性の検証を試みた。
- 2003-06-19
著者
-
佐藤 武幸
千葉大病院
-
畑 晶之
千葉大学大学院薬学研究院
-
星野 忠次
千葉大学大学院薬学研究院
-
星野 忠次
千葉大院薬:科技機構さきがけ
-
佐藤 慶治
千葉大学
-
太田 雅美
千葉大学
-
藤 秀義
千葉大学
-
畑 晶之
千葉大
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