順序統計量を用いたフラクタル符号化法
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概要
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以前から新しい手法として注目されている画像圧縮法に、反復関数系理論に基づくフラクタルブロック符号化法がある。この手法は、高い符号化効率を期待でき、原理的には復元段階において任意の解像度の画像に伸張することができる点に優れているが、未だ本格的な実用化には至っていない。そこで本研究では、問題点の一つとして挙げられていたレンジブロックとドメインブロックの比較の際に順位和検定を導入し改良することを試みた。その結果、比較回数の軽減、符号化の高速化と共に、従来のフラクタル符号化の画像品質に劣らない復元画像ができたことを報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-10