ATMセル損失のバースト特性がMPEG2映像品質に与える影響の評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本稿では, ATMセル損失特性をモデル化して, MPEG2映像品質への影響を主観評価実験により求めた. その結果, セル損失の発生確率条件が同じであっても, 発生位置の相違が品質に与える影響が無視できず, 当該条件における平均品質と品質変動幅に相関があることが判った. また, セル損失の平均発生間隔と平均バースト長が同一の場合, バースト発生パターンを幾何分布で与えても固定長で与えても得られる評価結果に有意な差がないことを示した. 平均バースト長と平均発生間隔により映像品質を推定する式を回帰分析により導出した結果, テレビ会議シーンに対して相関係数0.89, より動きの大きい映像に対しても相関係数0.97で推定できることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-07-24
著者
関連論文
- 画像およびオーディオビジュアル信号の品質評価法
- 等価S/N換算法による音声映像品質評価
- 9-7 符号化された音声映像信号の総合品質評価における複数レファレンス信号の効果
- B-6-45 TCPアプリケーションのためのDiffservポリシング手法(B-6.ネットワークシステム,一般講演)
- R&Dホットコーナー 無線タグ位置情報を利用した映像システム
- B-11-29 品質特性値の測定精度検討(B-11.コミュニケーションクオリティ,一般講演)
- CQ2000-36 / TM2000-34 広帯域IP電話音声の主観品質評価
- CQ2000-36 / TM2000-34 広帯域IP電話音声の主観品質評価
- パケット損失と伝送遅延がH.323テレビ会議システムの主観品質に与える影響の評価
- 広帯域符号化音声の双方向会話試験による主観品質評価
- ATMセル損失のバースト特性がMPEG2映像品質に与える影響の評価
- ATMセル損失のバースト特性がMPEG2映像品質に与える影響の評価