規則合成音声の主観評価法の検討
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概要
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本報告では、規則合成音声の主観評価試験で用いるレファレンスとして、位相変調を利用した時間周波数変調(TFW-PM)音声を提案し、その生成方法について述べる。次に、TFW-PM音声をレファレンスとした合成音声の主観評価試験の結果から、TFW-PM音声の品質を規定する2種類(PARCOR合成次数とフレーム長)の特徴量を最適化する。次に変調度(Δθ)をパラメータとしたTFW-PM音声をレファレンスとして用いた合成音声の主観評価試験の結果に基づいて、 3つの観点(繰り返し試験、被験者グループの違い、受聴環境の違い)から等価Δθ値で表現された合成音声の品質の安定性について検討する。その結果、等価Δθ値は上記のいずれの点においても従来の等価Q値より安定していることを示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-11
著者
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