ソフトコピーとハードコピーの色の見えの一致 : 自発光デイスプレイにおける混合色順応モデル : S-LMS
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概要
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CMS(Color Management System)の普及に伴い、ユーザーがPC環境下において異なるメディア間でのデバイスに依存しない色再現を行うことが可能になりつつある。しかしながら、現在のCMSは同一視環境で観察されることを前提としており、異なる視環境では同じ色の"見え"は得られない。通常のオフィス環境では、CCT(相関色温度)が約4150Kの蛍光灯のもとでCCT約9300Kの白色点をもつコンピュータグラフィックモニタを用いて作業をしている場合多い。このような環境下において、人間の視覚はモニターの白色点と周囲光とに部分的に順応していると考えられるが、この混合色順応を補正するための新たな色順応モデル : S-LMSを提案している。この色順応モデルの評価を視感実験によって行い、その結果、人間の視覚は60%モニターの白色点に、残りの40%周囲光に順応していることが分かった。
- 1998-02-20
著者
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