マルチQOS環境下におけるATMコネクション設計方式
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概要
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ATM技術は, 要求品質の異なるトラヒックを同一の物理網に収容し, 回線帯域等の網のリソースの効率的運用を可能にする. すなわち, ATM技術ではATMセルヘッダ中で定義されるVPI/VCIを用いてコネクションVP/VCを定義し, これらのコネクションで構成される複数の論理的な網を一つの共通な物理網の上に構築が可能となる. これらの論理網は, 物理網とは独立に定義可能で, ユーザ要求にあった網の構築が可能となる. この結果, 経済的なB-ISDNサービスの提供が可能となる. しかしながら, ATM技術の持つこのような特徴を最大限に活かすためには, 網設計とりわけコネクション設計が重要である. すなわち, それぞれの要求品質の異なるATMコネクションを物理網(ATM交換機)に収容するためのしかけを提供することが, ATM技術普及のための重要なポイントとなる. 以上の背景のもとにATM網を対象にしたコネクション(網)設計支援システムを開発した. 本稿では, この支援システムが提供するコネクション設計の品質設計に対する考え方および開発した支援システムについて述べる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-12-18
著者
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