正確性の課題要求と運動の柔軟性 : 運動制御の調節に関わる感情系の機能について
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概要
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本研究ではストレス性の操作で正確性の課題要求を高めることが, バッティング動作のキネマティクスに及ぼす影響について検討した.14人の被験者がコンピュータ上のバッティング課題を行い, 落下してくるボールをヒットして的に正確に狙った.その結果, 課題要求が高くなると通常より拘束された運動制御方略を採用することを示唆するキネマティックな特徴が見出された.これらの特徴は, ターゲットのサイズなどにより課題の難易度を操作した先行研究とほぼ同一の結果であった.本研究の結果はたとえ課題の難易度そのものに変化がなくとも, 優れたパフォーマンスに対する誘因が存在すると再現性の高い運動軌道を再生する傾向があることを示した.この結果を視覚運動系と感情系の関連性の観点から議論した.
- 2001-11-10
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