マルチメディア時代における著作権 : インターネットに関連して
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概要
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マルチメディア時代とは、情報技術の発展に伴うデジタル化・ネットワーク化が進展した高度情報化社会である。ここでは、インターネット等の電子ネットワークを通じて多種多様なコンテンツ(デジタル化されたデータ及びコンピュータプログラム)が流通するようになる。ところが、現行著作権法は、デジタル化・ネットワーク化という新しい状況に適合しているとはいえず、コンテンツの供給者の保護及びコンテンツの利用の円滑化の両面から問題が生じる可能性がある。したがって、コンテンツ権利者の著作権を適正に保護しつつ、コンテンツの利用の円滑化を図ることができるような著作権の在り方について、文化庁等の提案を紹介しつつ、検討を加えたい。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-09