電子情報通信倫理と政府規制 : 倫理綱領と自主規制をめぐって
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概要
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倫理綱領等の性格と構造、そして政治的経済的社会的な役割を明らかにすることが本稿の目的である。今日、一般に倫理綱領などで使われている倫理は、むしろ社会的に強制されるべき行動基準といった意味を与えられている。電子情報通信分野における行動基準の設定は、研究開発の自由や表現の自由、あるいは財産権といった基本的な権利の主張のために、他者の権利との抵触を調整し、政府による規制を回避することを目的として、具体的に倫理綱領を定め、自主規制行うことである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-26