多チャンネル時代における視聴者と放送に関する懇談会
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概要
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衛星放送やCATVの普及及びデジタル技術の発展等により多チャンネル化が急速に進展するとともに、放送番組に対する社会的関心が高まりつつある。このような状況を踏まえ21世紀に向けた放送の健全な発達を図る観点から、有識者等による「多チャンネル時代における視聴者と放送に関する懇談会」を開催して、放送をめぐる諸問題について幅広く検討した。主な検討内容は、青少年保護、権利侵害と被害者救済、放送事業者以外の者による評価等の問題であった。これを踏まえ、番組審議機関の機能強化や視聴覚障害者向け字幕放送の充実措置等を内容とする放送法等の改正法が第140回国会で成立した。また放送に係る人権侵害等の苦情に対応するための第三者的な機関をNHKと民放連が共同で設立し、本年6月より機能開始している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-10-13