マルチメディア携帯情報ツール
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概要
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シャープが1993年に第1号機を発売した携帯情報ツール「ザウルス」は、個人の情報管理ツールから出発し、通信機能の強化によりパーソナル・コミュニケーション・ツールへと進化してきた。これら一連の商品開溌の中で、手書き文字認識の続け字への対応など様々な特徴技術が開発された。そして1996年にはマルチメディア時代に向けて新しい技術要素を取り込んだカラーザウルスが登場した。カラーザウルスではマルチメディアプラットフォームとしてマイクロカーネルをベースとしたマルチタスクOSが搭載され、インターネット技術、音声や画像処理技術、デジタルカメラ技術などが採用されている。本稿では、シャープが携帯情報ツール「ザウルス」で開発してきた特徴技術とマルチメディア化への対応について紹介する。
- 1996-12-17