中分子コレステリック液晶の合成とカラー記録への応用
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概要
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光の能動的な制御と受動的な制御の両方の機能を有している物質について紹介する。特に新しいタイプのコレステリック液晶、すなわち比較的分子量の大きなジコレステリルエステルに関する私どもの最近の研究成果を中心に解説する。この液晶は室温で安定な干渉色を示す固体フィルムを与える。この固体フィルムの室温での干渉色は、熱履歴もしくは微量添加した物質の光反応によって様々に変化する。さらに単一化合物からなるフィルムであるにもかかわらず、部分的に異なる干渉色を固定することも可能である。固定されたあらゆる色は室温では完全に安定であるが、130度以上に加熱することで消え、その後別の色を固定することが可能である。このような性質は書き換え可能なフルカラー記録を可能にするとして関心が持たれている。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-02-24
著者
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