CRT電子銃の不要電子放射(II)

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概要

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前報において、CR電子銃のグリッドエミッションの分布を測定するために陰極、G1、陽極からなる三極部を構成し、陽極孔走査法(anode-hole-method)を用いて、G1電極から放出される微量の電子電流分布の測定が可能なことを報告した。前報では、測定結果を2次元ないし3次元のグラフィックとしたが、これは電子ビーム分布にグリッドエミッションを重畳したものであった。また、この報告において、陰極から放出される電子ビームをGauss分布と仮定して測定結果から差引くと、G1電極から放出されるグリッドエミッションのみを表示できることを述べた。本報告では、この計算の手法を報告する。この方法はグリッドエミッションの観察だけでなく、電子ビーム分布の特性を調べる手段としても利用できる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-06-24

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