カラーフィルター内蔵カラーブラウン管の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2種類のカラーフィルター(内面フィルターと外面フィルター)を備えた高画質カラーブラウン管スーパーブライトロン_<TM>を世界で初めて開発し、量産化した。内面フィルターは、相対する蛍光体とフェースガラスとの間に挿入された青、緑、赤の光学フィルターで、また外面フィルターはフエースガラスの外側に形成した、選択吸収フィルターてある。両者ともに蛍光体の発光エネルギーを余り損なうことなく、外光を効率的に吸収し、同時に蛍光体の不要発光波長を選択的に吸収することで、コントラストと色再現域を飛躍的に向上させる。フィルターなし従来管と外面フィルター管に比べ、各々コントラストが74%、 36%の向上、色再現域が12%、 7%の拡大となった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-02-20
著者
-
田中 肇
東芝 映像管事業部 映像管技術部
-
中尾 哲久
東芝 映像管事業部 映像管技術部
-
高橋 芳典
東芝 映像管事業部 映像管技術部
-
中澤 知子
東芝 映像管事業部 映像管技術部
-
久保 孝子
東芝 映像管事業部 映像管技術部
-
小柳津 剛
東芝 映像管事業部 映像管技術部