コレステリック液晶ポリマーの配向過程
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概要
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配向膜上に形成したコレステリック液晶ポリマー (以下Ch-LCPと記す) の配向過程について議論する。TEM (透過型電子顕微鏡)、DIM (微分干渉顕微鏡)、AFM (原子間力顕微鏡) を用いることにより、配向時間を変えたCh-LCPの断面及び表面を観察し、これらの配向過程を明確にすることができた。また、配向過程の初期段階に発生するCh-LCPのディスクリネーションは配向時間が経過するにつれて減少するのが分かった。また、これらの反射特性を測定すると、配向時間の増加にともない鏡面反射率は増加し、拡散反射率はそれとは逆に減少し、コレステリック特有の選択反射を示した。拡散反射率の減少はディスクリネーションの減少に起因するものであると推測でき、反射特性においても上記3種の顕微鏡写真から得られた配向性との相関を得ることができた。
- 1998-01-30
著者
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高橋 直樹
日東電工株式会社 光学事業部門オプティカル事業部
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本村 弘則
日東電工
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本村 弘則
日東電工株式会社光学事業部門オプティカル事業部
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亀山 忠幸
日東電工株式会社光学事業部門オプティカル事業部
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亀山 忠幸
日東電工株式会社 光学事業部門オプティカル事業部
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本村 弘則
日東電工株式会社 光学事業部門オプティカル事業部