染料昇華型レーザ熱転写のインク転写機構
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概要
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染料昇華型レーザ熱転写記録における染料の転写機構を解明するために色の異なる染料層を積層したインクシートを作成して転写を行った。その結果、レーザ光照射時間が短い短パルス領域では染料はインク層の受像シート側から転写され、長パルス領域ではインク層全体が転写されることがわかった。また、レーザ光を微小領域に集光した状態では、インク層全体が転写することがわかった。次に、転写後のインク層および受像シートの原子間力顕微鏡観察により、記録時の熱膨張によりインクシートおよび受像紙の両者が隆起し、密着性が良くなるため、低押圧力でも安定した転写が可能であることがわかった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-02-26
著者
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