空芯トランスを用いた10MHzマルチ共振フライバックコンバータの検討
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概要
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スイッチング周波数の高周波化による磁性部品(トランス、チョークコイル)、コンデンサの小型化は、DC-DCコンバータの小型・軽量化の有効な手段の一つである。高周波動作のトランスでは、コアの渦電流損失を抑制すると透磁率が低下し、コアを用いても空芯に近い特性となる。また、表皮効果によってコア内部の磁束が偏って分布するため、コアの有効利用が難しい。従って高周波では、空芯トランスを用いて高性能のDC-DCコンバータを実現できる可能性がある。このような観点から、スイッチング周波数10MHzDC-DCコンバータの回路方式、及び空芯トランスに関する検討を行った。
- 1996-03-11