通信装置用保守端末の開発
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概要
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近年、通信ネットワークは高度化、大規模/広域化、複雑化しておりネットワークの計画、構築、運用を迅速かつ効率的に実施するためのネットワーク管理システム(以下、NMS)への期待が高まっている。このような環境下ではNMSも大規模かつ複雑な機能を有するものとなる。また様々な通信設備から構成されるマルチベンダ環境となり、これらの統合管理を目指すNMSは各種管理の標準化を前提としたものになる。現在このような標準化の動向にあわせて、大規模なNMSが各所で開発されている一方、ネットワークは初期構築から次第に大規模化していくが、初期導入が比較的小規模なネットワークではNMSの必要性を感じながらもコスト面等で導入を見送る傾向がある。初期導入コストを低く押さえると同時にネットワークの規模拡大時に上位NMSへの移行が容易である管理システムの提供が求められている。そこで今回、上位NMSと同等の装置間インタフェースを有する小規模ネットワーク向けの保守端末(以下、CSL)を開発した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11