鉄道におけるフォールトトレランス
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概要
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フォルトトレランスを広義に捉られ、その目標レベルを分類すると図1の様になる。鉄道における列車制御システムは、軌道(レール)に拘束された走行という特徴を前提にした独特な防護装置から始まり、長年に亘る技術開発の中で、今日の大規模なシステムへと発展していった。その流れを観ると単純な防護システムからより高度なシステムへと発展し、システムの守備範囲が拡大すると共に、フォルトトレランスの要件も安全性から高稼働率確保へと質的変遷があることがわかる。本稿では、その特徴を概観すると共に主要な適用技術と今日の到達点及び今後の課題を紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27