模倣関係に基づくSDLダイナミックアナライザ
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概要
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これまで,通信ソフトウェアやプロトコルの設計においてはMSCを作成し,それをSDL等の仕様記述言語に変換することで,要求仕様と設計仕様の間での不一致の防止が図られてきた.しかし,実際にはMSCで記述されていない準正常やイリーガル処理の記述のためにSDLでの変更が頻繁に行なわれる.このため,変更後のSDLが,元のMSCで記述された要求を満足しているかどうかを調べる方法として,遷移木の算出を行ない比較する方法と実行結果を比較するシミュレーションによる方法が提案されている.しかしこれらのどちらの方法も検証の実行時間に問題を持っておりソフトウェア開発の現場での適用範囲はかなり制限される.そこで,本論文ではMSCの示す遷移木のみをダイナミックにアナライズすることで,検証時間の問題の解決を図る方式を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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