S言語を用いた対話的界分布解析システム
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概要
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近年、コンピュータシミュレーションは工学分解において、基礎研究のために、また、設計開発のために必要不可欠のものになっているが、教育、特に電気、電子工学の教育分野においても、目に見えない現象を多くその対象とすることから、初学者の基礎的な理解を支援する一つの手段として極めて重要である。この場合、教育する側が、対話的で簡便なシステムを容易に構築できることが求められる。また、ある程度学習を修めた段階では、シミュレーション技術そのものの修得も必要となり、学習者自身がこうしたシステムの作成を演習として行うことになが、データ入力や解析結果のグラフィックス表示といったプリ/ポスト処理の部分に多くの労力を費やすと、本来の目的であるソルバーの理解がおろそかになるという問題が出現してくる。これらの点を克服する一手段として、広く統計解析システムとして知られるS言語を使用することについて報告を行う。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06