SGMLを入力形式とするIETMの実現
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概要
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最近の複雑な機械や電子装置には、装置の保守、修理等の作業中に参照する文書が大量に付属している。この種の文書を電子化する際には、作業を妨げずに、大量のデータから必要な情報を容易に得られるインタフェースや複雑な作業を正確に効率よくおこなうための文書表示装置による支援機能が求められる。この点を考慮した電子文書の一規格として、IETM (Interactive Electronic Technical Manual、対話型電子技術マニュアル) が提案されている。IETM用文書データ作成法の一つとしてSGMLを利用する方法が考えられ、DTDとしてMID (Matefile for Interactive Documents) DTDが提案されている。IETMが広く求められるに従って、文書処理の主流であるSGML形式のデータを基に作成する要求が増えてくると思われるが、未だ定まった手法は存在しない。そこで、SGML (MID DTD) を使用してIETMのプロトタイプを試作し、作成ツール側で必要な対応の検討をおこなった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06