B-13-10 先球及び楕円コアGIファイバを用いたレンズドファイバ系
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
一般に光ファイバのスポット形状は円形であるのに対して、EDFAなとの励起光用の980nmLDでは、アスペクト比3〜4程度の楕円である。例えばアスペクト比3の楕円と円との結合では、1.2dB以上の結合損失が生じるため、界分布変換をする素子が必要である。我々はこれまで楕円コアを有するGIファイバ(GIF)を提案し、BPM(ビーム伝搬法)によりアスペクト比の大きな楕円と円との相互変換が可能であること及び、先端形状を回転双曲面にしたファイバと接続すれば、0.12dBという低損失でLDと結合出来ることを示した。本報では、作製が簡便な球面の先端形状をもつGIFと楕円コアGIFから成るレンズドファイバ結合系を新たに提案する。また、構成素子である楕円コアGIFの試作と動作確認実験を行ったので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
著者
関連論文
- 2乗形ファイバの基本モードを利用したファイバコリメータ
- GIOファイバの縦続接続による界分布形状の連続的変換
- B-13-5 縦続接続された2種類のGIOファイバによる界分布変換
- 高アスペクト比を有する980nm LDとの高効率結合用レンズドファイバ
- 石英系GIOファイバによる楕円界分布をもつ半導体レーザとファイバとの高効率結合
- B-13-3 アスペクト比の大きなコアを持つ石英系 GIO ファイバによる界分布変換
- B-13-2 GIO ファイバと非球面レンズを用いた LD-SMF 高効率結合
- B-13-1 大きな非点収差を有する高出力 LD 用レンズドファイバの提案
- 解説 グレーデッド形楕円コア(GIO)ファイバの開発
- 石英系GIOファイバにおける界分布変換機能の実験的検討
- B-13-4 楕円コアGIファイバにおける界分布変換効果の実験的検証
- B-13-10 先球及び楕円コアGIファイバを用いたレンズドファイバ系
- 楕円率の大きな発行面を有する半導体レーザと単一モード光ファイバとの高効率結合の一方法
- 楕円コアを有するGIファイバによる界分布変換とその応用
- 楕円コアを有するGIファイバによる界分布変換
- 二乗形屈折率分布ファイバによる単一モード光ファイバのスポット径縮小とその応用