B-7-66 ISP認証を利用した代行決済プラットフォームについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年、インターネットを利用した販売、購買手段を提供する電子決済サービスが本格化している。現在の電子決済サービスの一つとしてインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)の料金収納に組み入れた決済サービスがある。この場合、ISP毎に商品を販売するコンテンツ・プロバイダ(CP)が構成されており、そのCPで購入可能な利用者はCPを構成するISPへ加入している利用者に限定されている。他のISPに加入している利用者が購入するためには該当CPの会員となる必要があり、その場合CPとしても認証のための会員情報や課金情報等を別途管理する必要があった。今回、商品購入時の認証、課金に利用者が加入しているISPのダイヤルアップ接続用ID及びパスワードを利用する方式を組み込んだプラットフォームを開発した。これにより、複数のISPの利用者に対して同一の商品購入インターフェースを提供すると同時に、CP側で特別な認証、課金のための情報管理を不要とし、複数ISP、CP間での代行決済が可能となる。本報告では、代行決済プラットフォームの実現方式やセキュリティ確保方式等について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08