B-6-86 Intelligent Network Systemに於けるプロセス制御方式
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概要
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Intelligent Network (IN)は、サービスの管理やデータベースの保守運用を行うService Management System (SMS)と、サービス制御を行うService Control Point (SCP)、加入者からの要求を受け付けるService Switching Point (SSP)から構成される。現在、SCP、SMSにUnixマシンを使用し、サービス提供を行っている。IN Systemでは、SCPの負荷を自動的に押さえるメカニズムとして、Automatic Call Gapping (ACG)がITU-T勧告により規定されている。ACGは、SSPからの問い合わせによるSCP過負荷時に、SCPからSSPに対してサービス問い合わせの規制指令を送出し、SCPの負荷を下げる機能である。IN SystemのSCPは基本的に現用のActive SCPと予備のHot Standby SCPによる二重化された1組で構成することができるが以下の状況に対応する必要がある。1) 高トラフイックへの対応:トラフィックが1組のSCPの処理能力を超える場合には、複数組のSCPを設置し、トラフィックを分散する必要がある。2) 安全性の確保:災害やシステム障害の際のサービス継続を保証するため、複数組のSCPを地理的に離れた場所に設置する必要がある。上記状況を補うため、複数組のSCPとSMSによる構成が必要となる。また、INで実現されるサービスが多様化するにつれ、SCP上で複数サービスが制御されるようになった。そのため、SCPのサービス、データベースの保守運用を行うSMSアプリケーションプロセスも増えてきている。(図1参照)
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
著者
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伊藤 やよい
富士通コミュニケーション・システムズ株式会社
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木村 昇一
富士通ネットワークテクノロジーズ株式会社
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木村 昇一
富士通コミュニケーション・システムズ株式会社
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竹田 義和
富士通コミュニケーション・システムズ株式会社
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川口 絵里子
富士通株式会社
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小島 孝
富士通コミュニケーション・システムズ株式会社
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長澤 彰
富士通コミュニケーション・システムズ株式会社
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