固形状誘電体と電界プローブを用いたSAR測定装置
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概要
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近年の携帯電話の急速な普及に対応して, 人体の近傍で用いられる携帯用無線機に対するSpecific Absorption Rate(SAR)に基づいた規制/指針が世界各国で採用されてきている. SAR測定に関しては, サーモグラフィを用いた方法や, 3次元的にスキャンする方法などが従来より用いられている. これらの方法では精度の高い測定が可能であるが, 測定装置の複雑さなど, 手軽にSARを評価しようとする場合には不便である. 実用的に言えば, SAR分布のピーク値の評価だけで, 指針値との適合性判断には十分である. そこで本報告では, SARピーク値を簡易に評価するための, 固形状誘電体と電界プローブを用いた装置を提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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