最大スループット100Mbpsを実現する下りリンクブロードバンドOFCDMパケット無線アクセスの特性

概要

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本報告では,下りリンクにおいて最大スループット100Mbps以上を実現するための,無線帯域幅101.5MHz(サブキャリア数768,サブキャリア周波数間隔131.836kHz)を用いるブロードバンドOFCDM(Orthognal Frequency and Code Division Multiplexing)パケット無線アクセスの物理レイヤの基本無線インタフェースを提案し,フレーム長0.5msec,データ変調QPSK,符号化率R=3/4のターボ符号,拡散率SF=16の15コード多重伝送により,最大スループット103.68Mbpsが実現できることを示した.また,シミュレーション結果より,上記フレーム構成を用いたOFCDMにより,ブロードバンドマルチパスフェージングチャネル(指数減衰12パス,マルチパスの最大遅延量1.30μsec,最大ドップラ周波数ル=20Hz)において,2ブランチのアンテナダイバーシチ受信を適用することで,平均パケット誤り率(PER:Packet Error Rate)=10^<-2>を平均受信E_b/N_0=7.6dBで実現できることを示した.さらに,f_D=400Hz(例えば,キャリア周波数5GHzで,移動速度約80kmに相当)の高速移動環境においても,平均受信E_b/N_0=10.6dBで平均PER=10^<-2>を実現でき,下りリンクにお1ナる最大スループット100Mbps以上を実現できることを明らかにした.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-02-28