W-CDMA下りリンク高速パケット伝送におけるHybrid ARQの特性
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概要
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本稿では, W-CDMA下りリンク高速パケット伝送において, パケット合成を行わないType-I Hybrid ARQ(Basic Type-I), パケット合成を行うType-I Hybrid ARQ with packet combining(Type-I with PC)およびType-II Hybrid ARQ(Type-II)の3種類のHybrid ARQの比較を行うとともに, Hybrid ARQ適用時における誤り訂正符号(チャネル符号化)とARQの関係を明確化するため, 符号化率およびパケット長(インタリーブサイズに影響)の最適化を行った.シミュレーション結果より3種類のHybrid ARQのうち, Type-IIが最も良好な特性を実現できることを明らかにし, パケット長4スロット, 等平均電力2パスのレイリーフェージングチャネル(最大ドップラ周波数5Hz)において, スループット0.2/0.4/0.6を満たす所要平均受信E_b/N_0を, Basic Type-IおよびType-I with PCと比較して, それぞれ約3.9/1.8/0.5dBおよび0.7/0.3/0.1dB改善できることを示した.また, チャネル符号の符号化率は約8/9から3/4等の高い値が, パケット長は短い程(従って現在のW-CDMA無線インタフェースでは1スロットが最適)スループット向上に有効であり, また, さらに高速送信電力制御は最大ドップラ周波数が小さく送信電力が高い場合に限り有効であることを明らかにした.
- 2000-10-06
論文 | ランダム
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