位相不整合量と結合係数の波長依存性を利用した結合器形素子
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概要
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方向性結合器の特性を巧みに利用した様々な光回路素子が実現されている。この内, パラメータの波長依存性を利用した素子に着目すると, 結合係数の波長依存性を利用したものとして, 波長分波器(TVDM)がよく知られている。一方, 結合器のもう一つのパラメータである導波路間の位相不整合量の波長依存特性を利用した素子は結合係数の波長依存性を利用したものに比べて比較的少ない。ここでは, 位相不整合量の波長依存性, 或いは結合係数と位相不整合量の両方の波長依存特性を積極的に利用した素子を取り上げて, その動作原理並びに実験結果を報告する。まず, (1) 位相不整合量の波長依存性を利用した素子として, K^+拡散導波路とAg^+拡散導波路で構成された狭帯域バンドパスフィルタに付いて述べられる。次に, 位相不整合量と結合係数の両方の波長依存性を利用した素子として, (2) 反転Δβ結合器を用いた高消光比波長分波器と(3) 広帯域パワーデバイスの特性が述べられる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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