パーソナル通信技術の現状と課題
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概要
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通信は,これまでの歴史時代を終え,生き生きとした現実の時代を始動しようとしている.通信の歴史は,国家機関等の上から与えられたものを決められた通りに使用することだった.文明と経済の発展を促す上で通信の役割は基本的なものである.地球上の何処に在っても住民への現実的なアクセスを可能とすることは必要な一面である.文明,経済化社会の中で個人が望む内容の通信を可能とすることは必要な他の一面である.通信における国家システムから個人システムへの回帰は民主主義の理念である.通信の理想である民主システムは理念における近年の所産である.これの実現は技術革新によらねばならず,実際その気運にある.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27