RZ SSB方式の野外走行実験
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概要
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RZ SSB方式は、電話の情報帯域である300Hzから3.4kHzの信号波形をチャンネル間隔5kHzで忠実に伝送するものである。今までに、レイリ・フェージング・シミュレータを用いた室内実験系で、RZ SSB方式が電話回線で運ばれて来る音声信号等のアナログ信号に対し、また、高速音声モデム信号やG3ファクシミリ画信号等のディジタル信号に対してフェージング伝搬路でも品質良く伝送できることを明らかにしてきた。本論文では、このようなRZ SSB方式を実際の移動伝搬環境で評価するために、150MHz帯の電波免許を得て東京・新宿副都心で野外走行実験を実施したところ、室内実験結果と同等以上の結果が得られ、方式の有効性が確認できたことを述べている。
- 1993-07-08