複数アンテナ使用による空間領域等化・ダイバーシチ

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概要

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本報告では、複数のアンテナを使用することにより、周波数選択性フェージング伝搬路による符号干渉及び遅延歪を完全に補償する理論を提案する。この理論は、各ブランチのインパルス応答をフィードファードフィルタを経て、合成することにより、等化と最大比合成と同等の特性が得られるものである。このため、理論上は等化とダイバーシチの効果が期待できる。このシステムの計算機シミュレーションを行い、従来の適応ダイバーシチ等化のシステムと比較した。平均E_b, N_0=20[dB]の場合、提案する理論によるシステム構成は、BER=10^-3>程度となり、ほぼ理論と等しい結果が得られた。また、提案するシステムは検討をする余地があることが明らかになった。
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-07-08

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