高温超伝導薄膜の異方性マイクロ波表面抵抗測定用の新しい共振器システム
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
高温超伝導薄膜の異方性マイクロ波表面抵抗を測定するためには、偏波方向の明確な共振器モードを利用する必要がある。誘電体管共振器HE_11n>モードはそれに適したモードである。本論文は、実際にこのモードを測定に利用する際の技術的困難を除く新しい共振器システムを説明し、予備実験について述べている。この新しい共振器は楕円誘電体管を用いており、長軸方向および短軸方向に偏波した共振周波数が少し異なる2つのHE_11n>モードが励振可能である。この直交する2つのモードを用いると、直交する2つの方向の表面抵抗の同時測定が可能になり、測定値の信頼度が向上する。等方性の純金板についての測定結果を述べ、本手法の問題点を検討している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-04-22
著者
関連論文
- マイクロ波音響効果アプリケータによる水分含有率測定
- チェレンコフ自由電子レーザーの基礎理論解析
- 二光束干渉計によるファブリー・ペローフリンジを利用した光学定数測定
- 光走査型2素子アクティブアンテナの動作特性(アンテナ・伝搬)
- サークライン型蛍光灯の高周波点灯
- C-2-119 2.45GHz帯マイクロ波音響効果による水分含有率測定(C-2.マイクロ波C(マイクロ波・ミリ波応用装置),一般セッション)
- 高次モードマイクロ波音響効果による水分含有率測定(マイクロ波,ミリ波)
- アクティブバンドパスフィルタの負性抵抗回路を用いた同調
- 高温超伝導薄膜の異方性マイクロ波表面抵抗測定用の新しい共振器システム
- MESFETを用いたXバンド負性抵抗回路の動作特性
- アクティブフィルタ同調回路のシミュレ-ション