設計済サブ回路を引用したアナログ回路合成手法
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概要
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アナログ回路設計においては、設計済のサブ回路を用いて上位の回路パラメータを調節することがよく行なわれている。しかし、トップダウンの回路合成手法では、一方向的に仕様を展開するため、対応が困難であった。一方、トップダウン回路合成にボトムアップ(サブ回路の特性を上位回路の回路パラメータ決定に反映する)機能を付加したシステムが提案されているが、これは予めサブ回路の特性計算知識を用意しておくもので、それが用意できていない回路はサブ回路として引用できない。本稿では、設計済サブ回路を用いた回路合成手法を提案し、本手法に必要な2種類の特性計算手法とそのための回路シミュレーション実行形態について述べる。また、フィルタ回路に適用した例を用いて、提案手法の有効性を示す。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27