400MHz帯無線端末用アンテナ設計のための人体のモデル化に関する検討(光・電波ワークショップ)
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概要
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本稿では,解剖学的に厳密な人体全身モデル(リアルモデル)および形状は厳密であるが均質媒質からなるモデル(均質等価モデル)を用いて,人体の不均質性が400MHz帯無線端末用アンテナの放射特性に与える影響について検討する.また,均質等価モデルおよび人体の組織構成と形状を簡単化した簡易形状モデルを用いて,人体の形状がアンテナの放射特性に与える影響について検討する.さらに,人体の腕の角度を変化させたモデルを用い,人体の腕による影響について議論する.以上の検討により,人体の不均質性および形状がアンテナの放射特性に与える影響は十分小さいことを示す.また,人体の腕のアンテナの放射特性に与える影響はその他の要因に比べて大きいことを明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-25
著者
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塩沢 俊之
中部大学
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塩澤 俊之
中部大学 工学部 電子情報工学科
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平田 晃正
大阪大学大学院工学研究科
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塩澤 俊之
大阪大学大学院工学研究科
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木南 克規
大阪大学大学院工学研究科通信工学専攻
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平田 晃正
名古屋工業大学 大学院 情報工学専攻
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