基地局セクタアンテナ間の受信レベル差変動(光・電波ワークショップ)
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概要
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移動通信システムにおいて無線ゾーンをセクタで構成した場合,在圏するセクタの受信レベルと隣接するセクタの受信レベルをもとにハンドオーバの制御を行う.基地局近傍では,セクタ間の受信レベル差に変動が生じるために,ハンドオーバやソフトハンドオーバが頻繁に生じてしまい基地局制御に負荷がかかる.本報告では,市街地における基地局セクタアンテナ間の受信レベル差変動特性を明らかにするために,基地局到来波の変動モデルを提案する.角度プロファイルの包絡線をラプラシアン関数として各波を対数正規分布で変動させるモデルとすると,平均角度,角度スプレッド及び受信レベル差の特性を良く表せることを示す.また,到来波の中の最大波による受信レベル差推定が有効であることに着目し,その物理モデルを提案する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-25
著者
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北尾 光司郎
(株)NTTドコモ
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北尾 光司郎
株式会社NTTドコモ
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市坪 信一
Nttドコモ
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市坪 信一
株式会社nttドコモ
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恵比根 佳雄
株式会社NTTドコモ無線リンク開発部
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市坪 信一
(株)nttドコモ
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恵比根 佳雄
株式会社nttドコモ
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