PML吸収境界条件を用いたFD-TD法によるチルトした無反射コーティング層付き光導波路の解析

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概要

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光導波路端面からの反射波低減について、種々報告されている。我々も、端面に無反射(AR)コーティングを施したモデルの解析をFD-TD法を用いて行ってきた。FD-TD法は、比較的複雑な構造も解析できる利点がある。しかしながら、FD-TD法は吸収境界条件の選択によって精度が左右される。特にチルトARコーティング層端面からの反射波の検討を行う場合、低反射率まで評価可能な吸収境界条件の採用が不可欠になる。他方、Perfectly Matched Layer吸収境界条件(PML-ABC)は、新しいABCとして注目を集めている。光導波路解析への応用においても、PML-ABCは従来のABCに比べ、高精度の解析が可能であることが確認されている。本稿では、ARコーティング付きチルト端面を、PML-ABCを導入したFD-TD法により解析する。また、1層の無反射コーティングを施した構造を例にとり、他の解析的結果との比較を行っている。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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