2-26.5GHzテーパー結合線路180゜ハイブリッド
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概要
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テーパー結合線路180°ハイブリッドは、トリプレート形広面結合線路構造の-8.34dBマジックT2個を従属接続して構成される(図1)。マジックTにおいて実際の周波数上限を決定するのはマジックT分岐部付近の寄生容量である。寄生容量を相殺する為には結合線路にその一部誘電体を取り除いた空隙区間を挿入するが、これまで適当な設計法が無かったので20GHz以上の動作を実現するのは難しかった。そこで方形境界分割法(RBDM)と有限差分時間領域(FDTD)法を用いてテーパー結合線路及び空隙区間長を精度良く設計したところ、26.5GHまで良好に動作するハイブリッドが得られたので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11