社会統計情報を用いた地域中継エリア分類の検討
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概要
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従来の通信網は、アナログ時代に設定した集中区域(Toll Area)においてケーブル網を経済的に構築することが重要であった。しかし、光ファイバケーブルの導入によりアナログ網時代に問題となっていたケーブルコストの距離依存度が減少され、又トラヒック交流の広域化が観られることから中継系の設備構築単位を地域中継エリア(Basic Area:以下BAとする)として見直した。BAの基盤整備は、来るべき未知の可能性を持つマルチメディア需要に対して"トラヒックの積み上げ"だけという過去の概念では未開拓市場であるマルチメディア需要に柔軟に対応できないと予想される。次世代基盤の構築はトラヒックだけではなく社外情報も加味させ、市場を意識したスタイルでの基盤構築をする必要がある。本検討ではその第一ステップとして社会統計情報を用いて通信網基本構成の1つであるBAに着目して分析した結果を報告する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27