PHS,PDC送信機の隣接チャネル漏洩電力の一測定法
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概要
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近年、PHS,PDC端末の需要が高まるにつれ、製造、検査、保守における合否判定に必要な測定項目を高速に処理することが望まれている。こ測定項目の中で隣接チャネル漏洩電力測定は、従来スペクトラムアナライザを用いていたため、他の測定項目と比較して測定時間の遅さが問題となっていた。本論文で提案する隣接チャネル漏洩電力の一測定法は、従来法が掃引検波のためパースト波を複数フレーム必要とし、測定時間の大半を占めていることに着目し、非掃引型のスペクトラムアナライザをDFTフィルタバンクを利用して疑似的に構成することにより、測定に要するパースト波を1フレームのみとすることで測定時間を大幅に短縮している。また、同時に任意のフレーム、スロットのパースト波に注目した測定が可能となり、測定のリアルタイム性も向上する。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27