BCH符号とSR-ARQを用いたATM無線LANの特性
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概要
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近年,マルチメディアの発達とともに,非同期転送モード(以下,ATMと呼ぶ)が提案されている.ATMに対応する無線通信を行うためには無線伝送路でのFECやARQが必要となる.誤り制御を行うときに要求される通信品質を満たし,かつ,高い伝送効率を達成することが,帯域の有効利用という点から重要になる.本研究では,誤り訂正符号としてBCH符号を用いて無線パケットを構成し,再送要求方式として選択再送ARQ(以下,SR-ARQとよぶ)を用いた場合に,ヘッダ誤りによるセル廃棄が起きず,情報フィールドにも誤りが生じないような正しいATMセルが伝送される伝送効率について検討した結果について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11