屋内無線通信における指向性アンテナダイバーシチの適用
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概要
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屋内における高速広帯域無線通信において、マルチパス遅延波による受信特性の劣化、およびシャドウイングによる通信の遮断が大きな問題となる。マルチパス対策として指向性アンテナの利用が有効であるが、指向性アンテナを用いるとシャドウイングによる通信の遮断が容易に発生すると考えられる。シャドウイングの対策としてはアンテナダイバーシチの適用が考えられるが、指向性アンテナを用いて全方位をカバーしようとすると、多数のアンテナが必要になってしまう。そこで本稿では、半固定の屋内無線通信システムを想定し、3本の指向性アンテナを直接波および主要な遅延波の到来方向に向けて設置するアンテナダイバーシチ方式の適用を提案し、その基本特性を屋内伝搬シミュレーションにより検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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