導波管による並列給電方式誘電体装荷円偏波平面アンテナ
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概要
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筆者らは誘電体を装荷したパッチアンテナや導波管アンテナについて報告してきた。通信衛星の周波数帯(12Ghz帯)においては、損失の少ない導波管で素子と並列給電回路を構成し、64素子の平面アンテナにおいて最大利得 32.4 dBi、開口効率約95%(アンテナの面積は28.8cm×28.8cm)、1dB Downの周波数帯域幅は約1GHzの性能を得ている。また、この様な効率の良い誘電体装荷導波管アンテナを円偏波用とするために図1 の様に放射用方形導波管の中央部に、従来から知られているピン(容量ポスト)(a)やダイポール(b)、あるいは誘電体板を挿入したり(c)、楕円導波管(d)、矩形導波管(e)や方形導波管の一対の対角部を欠く(f)等して、これらの側面から給電することにより奥行きを小さくする方法を提案してきた。本報告は上記の様な誘電体を装荷した短い導波管による円偏波放射素子を導波管で並列給電し、平面アンテナを構成した場合の結果に付いてのものである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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