遅延を考慮した符号化制御法の検討
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概要
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MIPEG2テストモデルの符号化制御は、ピクチャ単位の目標情報量の割り当て、マクロブロック単位の情報量のフィードバック制御、適応量子化の3ステップからなる。このうち情報量制御では、直前のマクロブロックの情報量からこれから量子化するマクロブロックの平均量子化パラメータを求めるため、直前のマクロブロックの可変長符号化が終了し、その情報量が確定するまで、現マクロブロックの平均量子化パラメータを求めることができず、パイプライン処理を行う符号化器では遅延が発生する。本稿では、数個前のマクロブロックの情報量を用いてこれから量子化するマクロブロックの平均量子化パラメータを求める符号化制御法を検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27