位相と位相軌跡によるマルチメディア伝送方式
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概要
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次世代マルチメディアの伝送方式として、QPSKの信号空間配置で重要情報のデータを伝送し、位相軌跡で付加情報のデータを伝送する階層化伝送方式を提案している。階層化伝送を行うため、本伝送方式では、QPSKを改良し、位相が連続で遷移するQPSKを提案している。本論文では、改良したQPSKと、同QPSKに位相軌跡を加えた階層化伝送方式について、理論計算とシミュレーションにより、電力スペクトル特性と誤り率特性を明らかにしている。本伝送方式の特長は、従来のQPSKと比較し、同一の伝送帯域幅で、誤り率を劣化することなく階層化情報の伝送が可能なことにある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-09-15