40Gbps ATM SWの開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年のインターネットの浸透により, ネットワークの負荷は急激に増加しており, 大容量スイッチの必要性はこれまでになく高まっている.ATM通信においても, この流れに呼応してスイッチLSIの高速化, 大容量化が行われている.従来, スイッチ構成上ボトルネックとなるバッファのアクセス速度の問題を解決するために, セルデータのパラレル化を行い, 複数のチップで並列に処理する等の方法が採られてきた.しかしながらこの方法ではチップ間の同期動作の保証を困難にし, PCB上のバス配線を複雑化させる.一方, 近年のASIC開発技術の進歩により, LSI内部のメモリの高集積化が可能になった.このような背景により, セルバッファを含めたスイッチのコア部をワンチップで実現することが望ましい.本稿ではこの度開発した40Gbps ATMスイッチを題材に, その開発に至る経緯, スイッチの機能, 物理仕様等に関する報告を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-05-19