改良型自己組織化マップによる TSP の解法
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概要
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Kohonenの自己組織化マップ(SOM)は, ニューラルネットワークの一種で, 特徴マップを生成することにより, データ分類等の分野で広く応用されている.このSOMを巡回セールスマン問題(TSP)に応用した手法にAngeniolの解法がある.Angeniolの解法では, 近傍と呼ばれる局所的な経路を最短に導き, 全都市の最短経路を導こうとするものである.本研究では, この局所的な動作に加えて, 大局的な動作である, 定率移動という動作を加えることにより, 全領域においての都市配置の分布概形を捉える.この手法により, Angeniolの解法と比較し, 良い解を得ることができた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2005-03-22