代謝型グルタミン酸受容体(mGluR1)欠損マウスにおける心拍条件付け学習
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概要
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小脳は運動の制御のみならず、血圧や心拍をはじめとする自律神経系の制御にも関与していることが小脳皮質の電気刺激実験等で報告されている。ウサギやラットにおいて、条件刺激(音)と無条件刺激(電気刺激)を組み合わせた心拍徐脈条件付け学習の成立に小脳の関与が示されている。本研究では小脳プルキンエ細胞におけるシナプス伝達およびその可塑性に重要な役割を有する代謝型グルタミン酸受容体1型(mGluR1)がこの条件付け学習に関与しているかどうか遺伝子欠損マウスを用いて調べた。mGluR1欠損マウスにおいても、学習は生じたが、条件刺激に対する徐脈(心拍数の低下)が野生型マウスと比較して著しく大きかった。
- 2000-12-01
著者
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