決定論的焼きなまし法の基本形式の一般化
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概要
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決定論的焼きなまし法は, 最適化問題の近似解を得るための有効な手法の一つとして知られている。しかしながら, 従来の焼きなまし法では, 状態ベクトルが自由エネルギー関数の最適解から遠く離れているときに温度が急激に下がることがある。本稿では, 決定論的焼きなまし法において用いられている温度の時間発展式を再定義することによって, このような現象を防ぐ。シミュレーションでは, 巡回セールスマン問題の一解法であるHopfield-Tank法に今回提案する焼きなまし法と従来の焼きなまし法を適用して, それぞれの性能を比較する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-18