ステレオ画像からの3次元記憶画像の切出し
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概要
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我々は、入力した画像と類似度が高いと推定された記憶画像に関する情報を、高次視覚野からフィードバックさせることによって、入力画像内から対象のみを切り出すモデルを提案している[Okajima 1990]。この視覚系のフィードバックモデルに、Nomuraら[1990]やDeAngelsら[1990]が提唱している単純型細胞のPhaseモデルを導入し、3次元物体画像を扱えるようにモデルを拡張した。ランダムドット・ステレオグラムや左右2枚のペアで表された自然画像に対して、モデルを適用し入力した物体の画像から3次元的な記憶画像のみを切り出すことに成功した。また、脳が知覚しうる物体のイメージについて考察した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-07-25